電力会社の電柱は移設してもらえるのか?
先日書いた電力会社の電柱は移設できるのかという話の続き
結果から言うと移設してもらえそうな感じです。公道に出すではなく、うちの敷地内同士での移設なので、向こう負担で移設してもらえそうな感じ、しかしながら一点問題が...
電柱を建てるには建物の下野が干渉するので....
電力会社さんと話をすると、移設は向こうの負担でしてくれるとの事だが、希望の場所に電柱を建てる時、機械が小屋の下野に干渉するので、この場所には移設が難しいという。
電柱移設後には壊す小屋なのですが、壊すために移設してとは言えない(こちらの都合だけで移設する場合、なかなか応じてくれないとの事)ので、小屋が壊れた部分はこちらで費用を持つし、電力会社さんに責任は問わないと言ったのですが、それでも壊してしまってからトラブルになるのは避けたいようで、中々移設に応じてもらえなくなってしまいました。
写真中央穴部が先日コンクリートを破砕した電柱移設希望場所 写真右端の電柱をここに移設してほしい 小屋の位置がギリギリなので、建て込む際に下野を壊す可能性があるとの事。
ならばこちらで小屋を一部解体しておこう
それならば移設前に、先に干渉部分をこちらで壊しておけば移設してもらえるのか?と問うと、それならば良いとの事。 コンクリート破砕に続き、今度は下野の解体をする羽目になりました....
建物の手解体に必要な道具
とりあえずこれらの手道具で解体してみる事にしました。瓦の銅線を切るニッパや、バール、木製部をカットするノコギリです。
道具はこれらを使いました。バールはメーカー不明かなりの年代物です。ウォータポンプフライヤーは結局出番なし
友人より指摘を受けたのですが、ヘルメット大事ですな。
建物解体目標
写真中央部、雨樋を取り除き、瓦12枚程と、下野部分の野地板、垂木をカットします。
屋根瓦を外してみよう
構造が古いのもありますが、屋根瓦の固定は割とシンプルでした。位置をちょっとずらすと指先でも持ち上がります。瓦の根元部分に穴が開いており、垂木へ銅線で結びつけてあるだけでした。
一番下の瓦は一枚の瓦が二箇所留め、それより上は一箇所銅線で固定されているだけです。これなら瓦が割れても交換は楽だけど、こんな固定で大丈夫なのだろうか?
野地板をカットしよう
銅線をニッパーでカットして、瓦下ろしはあっさり終了。出てきた野地板を干渉範囲を考えながらカットします。瓦の下には防水シートがありましたが、かなり劣化していてボロボロと破れていました...
部分解体の完成
作業開始から一時間ほどで大体の解体が終了。今度はブルーシートで養生します。
熊本の地震から二日目のこの日、今頃被災地でもこうして屋根の応急処置をしている人がたくさんいるんだろうなと思いました、はしご上は余震で揺れるとかなり危険なので事故がないと良いのですが... 早く収束してほしいと願います。
瓦のなくなった部分の雨養生に、ブルーシートを貼りました。ブルーシートを瓦に挟み込み、両端はハトメを利用して銅線で垂木に固定、後はまだ残っている野地板に、タッカー(ホッチキスのお化けみたいな機械です)でバチンバチンと固定して完成。これで翌日の春の嵐にもちゃんと耐えてくれました。
ホチキスやタッカーはMAXが定番です、下手な物は針足が垂直に入っていかなかったりしますが、これはがっちり食い込んでくれます。