春先の3月に見積もりを始めてから早二ヶ月あまり、マイ電柱騒動や、電線類の再配線、不要物の廃棄など、幾つもの山を乗り越えて、先日やっと小屋の取り壊しが完了したよ。
解体途中の一枚
ここまでのお話
この記事を書いたのが3月末、この時はこんなに取り壊しに時間が掛かるとは思わなかったな
マイ電柱騒動その1
解体前の小屋の様子
これが取り壊し直前の建物、取り壊し当日の朝、出社前に撮影。まだ片付けきれなかった物たちが小屋周りに溢れている...
この建物は昭和33年の建築、家として使用されたのは昭和40年台後半までだったらしいが二度の増築や、風雨による壁の損傷の修復など徐々に形を変えながらここに建っていた。われが生まれた頃には物置小屋兼農作業小屋でしたね。
解体1日目終了後
解体1日目が終わった夕方に撮影
三人がかりとはいえ手解体でここまで進むとはちょっとびっくりした。 一階の屋根瓦が取り除かれ、土壁もほぼ床に落ちている。
こういう人の気配が残る廃墟的空間は我好みだ、在りし日の姿とのギャップや寂しさがなんか心にくる。西日も雰囲気作りに役立ってるな。
解体二日目終了後
残業で少し遅くなったら日が落ちてしまったので見づらくて申し訳ない。 二階部分がかなり解体された。この日も3人が手解体&運搬したらしい。
二階の棟のところに掛かっていた柱、重量があるためか1m程度ずつ切断されて一階に落とされていた。なかなか立派な柱でうまく外せるなら使い回せないかなとも思ったのだけれど、それだと解体時に経験高い大工さんの立会いや、クレーンなどが必要との事で断念した経緯がある。 ちょっともったいなかったな〜
解体三日目終了後
解体三日目、小型ながら重機が入り建物の姿はすっかりなくなった。解体現場とはいえ毎回きちんと片付けられているところにプロフェッショナルを感じる。
残りは基礎部分だ。布基礎工法だが鉄筋が立っていた様子はない、この上に直接木材が乗って自重で固定されていたんだね。
土間部分は土を突き固めた仕様になっていたが、ああいった土間は貴重だったのかもしれないな。 夕日が又良い雰囲気を出している。
解体4日目〜解体完了!
解体4日目の終了後の写真、この日は土曜日で割と立ち会うことができた。基礎を取り除いた後に、周辺部のコンクリートもハツって貰って、土をならして仕上がりだ。途中法事でしばらく止めてもらったり、電線を切ってしまったりもあったが、概ね順調、昼過ぎにはほぼ完了となった、延べ人数11人 工期3.7日位だろうか。 壊し始めると早いね。
概ね終わった後、ノンアル片手に職人さんたちとも少しおしゃべり。 好感持てる方々で、見積もりは少し高かったんだけどこの業者にしてよかったと思う。その後周辺に残る樹木を自分で刈り取って解体は終了。(半袖で取り除いたら、大量に虫に刺されて手が浮腫んでしまった、やはり長袖で作業すればよかったよ;;)
土地全面が土一色なるとなんとなく広く感じる。数日で生まれてからずっと見慣れていた景色が変わるのは不思議な感じ。
上から撮影せっかく片付いた場所に又ゴミが戻っているが、なんとなく形状や広さが伝わるかな? 30坪あまり程度の小さな土地だが大切に使いたい。
職人さんが引き上げた後、巻尺片手に4間×5間で杭を打って家の大きさをイメージしてみる。
「この辺が玄関かな〜」「この辺に勝手口が〜」とか妄想が捗る....